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スカルマンの音楽世界(2)

PV用テーマは、のちに鷺巣さんによって「序章」という曲名がつけられましたが、あの後半のフュージョン風味は、鷺巣さんのメールにも冒険とあったように、最近のアニメ音楽では異色といっていいと思います。

フュージョンは、それ以前にはジャズロックとか、クロスオーバーとか言われていたジャンルで、70年代後半から80年代に大ブームをおこしました。「スカルマン」は、1980年前後を舞台にしているので、時代設定的にもぴったりなわけです。
(その当時のアニメでは、大野雄二さんや羽田健太郎さんらのベテランが、フュージョン系のスコアを書いていましたっけ)

お気づきかとは思いますが、「スカルマン」という題材自体が、本来、ダークで重々しい感じ(ホラーSF風?)の音楽に偏ってもおかしくないのですが、本編やアルバムには、軽快で疾走感のある、明るめの曲もたくさん入っています。そのあたりは鷺巣さんの音楽的引き出しの豊富さであり、また、よくあるホラー調一辺倒にはしないという、当初からの音楽制作の指針が反映されてもいるところでもあるのでしょう。

異色といえば、3話の喫茶店のシーンにかかったシャンソン、「子供のころの夢」。
<私たちはみんな、子供のころの夢を忘れてしまう。そして今日もまた・・・>という意味の歌詞が心にしみる、まさに大人のムードの横溢したエレガントなヴォーカル曲ですが、この曲、7話(だったか?)の、夜のナイトクラブで神代正樹と麗奈が会うシーンのBGMにも使われています。
来月発売のCD-2では、インスト版(カラオケ)を収録していますので、あの曲をお好きな方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。(ちなみに、仏語の歌詞はCD-1のライナーに掲載ずみです)

12話冒頭、パトカー内でかかっていたラジオの「ジングル・ベル」も、鷺巣さんの手による編曲・演奏。
さて、あさって(12/24)はいよいよクリスマス・イヴですね。
「血の聖夜」(←12話タイトル)なんてことにならず、世界中が穏やかに過ごせますように・・!