« 全話完成 | メイン | 野分のまたの日 »

最終作戦

昨日の予定は、

・午前1時 オールラッシュ ラッシュチェックとリテイク出し
・午前3時 オンラインV編開始 マツオ、オグラ両Pでエンディングクレジット(今回は凝る)の製作開始
・午前5時 マッドハウスへ20カットラッシュ到着。これを本編の原版ロールに差込み、チェック・リテイク出し後、原版ロールをカントクが持ってV編に向かう。
・午前6時半頃から本編V編開始
・午前11時 完パケ
降、ジェネオン・マッドのスタッフによる全国各地の放送局への完成プリントダイレクト配達作戦開始

とのように計画されていた。

午前1時のオールラッシュが2時以降にずれ込み、5時のラッシュが6時以降にずれ込み、この辺はなかなかスリリングではあったが、本当の危機は日の出頃にあった。

2回目のラッシュチェック後、マッドの編集マシンからテープ出ししてオンラインV編に送るはずだったものが、テープ出し直前に編集マシンが動かなくなってしまったのだ。

カントクは致し方なく空荷でV編に向かい、8時過ぎに到着。
「テープは?」
もってない」
え?」

そんな馬鹿な、という顔をされてしまった。この時点でマツオたちV編組はいつまで待っても原版が到着しない事情を良く把握していなかったのだった。

結局、テープが制作マツモトの手で届けられたのが9時過ぎ。その後、シライが一度編集素材を持って現れ、他の未差込みテイクはftpで次々送られてきた。ほとんどはリテイクカットだったのだが、実はこの時点で4カットが本撮になっておらず、原版ロールにもL/O撮・原撮のまま差さっていた。リテイクの内容はいずれも軽微なものばかりなので、最悪の場合は上がりを待たずに完成させてしまうことも出来るが、原画丸出しの画面は提供するわけには行かない。この4カットの撮影上がり待ちが最後の緊迫感となった。

各放送局へのプリント完成後直ちに、それを携えてうちの設定制作ニシカワは飛行機で九州へ飛び、オグラPは中京・関西方面に新幹線で向かう。オグラPが納品してとんぼ返りしてくる頃にはさらに西の二局に納品するためのプリントが出来上がっているはず。それをもって同じ日のうちにもう一度西へ走るのである。さらに別のスタッフたちもプリントを手に、あるいは新幹線で、あるいは夜行列車で、あるいは普通に近郊電車で、全国各地へと走った。